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断面

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断面を操作する(1) 断面について理解を深めましょう。モデルを読み込んだら、まず断面を有効化します。 「断面の設定」ウィンドウを表示 (1) [ビューポイントタブ]の[断面を有効化]をクリック。 断面化を有効 (2) [断面化ツール]タブ-[断面の設定]パネル-パネル右端の矢印をクリックし、断面の設定パネルを表示して、適当な位置に配置します。([ビュー]-[ワークスペース]-[ウィンドウ]で[断面の設定]パネルにチェックを入れても表示できます。) 断面の設定パネル 断面の操作はこのウィンドウを表示しておくとたいへん便利です。 操作の基本 (1) 断面の設定ウィンドウで「1」にチェックが入っていることを確認。 (2) 数字の1をクリックして選択( ここが水色になっていることが重要 ) (3) [上面]をクリックし、再度「上面」を選択する(なぜか切断面が最初は上面になっていないので、再選択して位置を上面に設定する) 1だけは再度位置合わせする (4) リボンの[断面化ツール]の[変換]パネルの[移動]をクリック 1が選択されている状態で移動をクリック (5) 画面上に表示されるギズモの青い矢印をドラッグして断面位置を調整 上向きの矢印をドラッグして位置を調整 (6) 再度[移動]をクリックすると切断面は非表示になる。 断面1を有効にして、移動を解除すると、切断面は非表示となる。 その他の断面 断面は合計6枚まで追加できます。 (1) 数字の「3」を選択し水色になっていることを確認する。同時に「移動」が選択され、下面上に切断面が表示される。 正面の切断面を追加 (2) 位置を調整して「移動」を再度クリックし解除する。 オブジェクトに合わせる 断面の位置はドラッグだけではなくいろいろな手段で調整できますが、「選択にフィット」を使って、選択した要素の周辺のみを表示する方法をご紹介します。 (1) [断面の設定パネル]ですべてチェックを外す。 チェックを外す (2) 任意のオブジェクトを選択(複数でも構いません) オブジェクトを選択 (3)[断面化ツール]タブ-[変換]パネル-[選択にフィット]をクリックし、 [断面の設定]ウィンドウのすべてのチェックを

カテゴリ(1)

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Revitのカテゴリ≠Navisのカテゴリ RevitユーザーがNavisWorksを使う場合、一番混同するのが「カテゴリ」だと思います。Revitにとって、カテゴリは要素の分類ですが、Navis Worksのカテゴリはちょっと違います。RevitのデータをNavisWorksに読み込んで、Revitのカテゴリで要素を検索する方法を説明します。 Step by Step プロパティウィンドウと項目検索ウィンドウを表示します。 (1) [ホーム]-[表示]-[プロパティ]と[選択と検索]パネル-[項目を検索]を選択して、プロパティウィンドウと項目の検索ウィンドウを開きます。 項目を検索 と プロパティ (2) 各ウィンドウを画面の下部にドッキングします。 (3) 任意の壁を選択して、プロパティウィンドウに注目します。 プロパティのタブ=カテゴリ 壁を選択すると、プロパティウィンドウは下の図のようになります。 このとき、選択した要素の状況に応じて、いくつかのタブパネルがが表示されますが、NavisWorksではこのタブのことをカテゴリと呼びます。 Navisのカテゴリはプロパティの分類のこと Revitの「カテゴリ」は、要素の持つプロパティの一つであり、 Navisではたくさんあるプロパティの分類を「カテゴリ」 と呼んでいます。 それではRevitのカテゴリはどのタブ(カテゴリ)に分類されているかというと、『要素』カテゴリに分類されています。要素タブをクリックして確認してください。 Revitのカテゴリは、[要素]カテゴリに分類されている。 検索 次に、項目の検索パネルを見てください。項目の検索の「カテゴリ」のプルダウンリストをクリックしてみてください。 ここにはすべての要素の「カテゴリ」が並んでいます。 カテゴリ=プロパティのタブ Revitカテゴリ「壁」の要素をすべて選択してみましょう。項目の検索ウィンドウで カテゴリ:要素 プロパティ:カテゴリ 条件:= 値:壁 と設定します。 検索条件の設定 次に「検索する場所」で該当するファイルを選択して「すべてを検索」をクリックします。 すべてを検索 これで、Revitカテゴリ「壁」に属する要素全てを選択でき

モデルに図面を合わせる

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Navis worksにモデルを読み込んだ時、部屋名などの図面上の注釈が同時に確認できるといいなーと思ったことはありませんか?そんなときは、モデルと図面を重ねてみましょう。 用意するもの 3D----NWCファイル 2D----DWG/DXFファイル(その他NavisWorksで読み込める形式であれば何でも構いません。) ここではRevitのサンプルファイル「rac_advanced_sample_project 」を使用します。Revitでこのファイルを開きます。 モデルの書き出し (1) 3Dビュー{3D}を開く (2) [アドイン]-[外部ツール]-[NavisWorks2016]でnwcファイル(①)を作成 図面の書き出し (1) [平面図]-[01 - Entry Level]を開く (2) [R]-[書き出し]-[CAD形式]-[DWG]で既定値の設定のままDWGファイル(②)を書き出す。 NavisWorksで読み込む NavisWorksで新規のファイルを作成します。 モデルの読み込み (1) [ホーム]-[追加]でモデルのデータ(①)を追加する。 (2) 同様に②を追加します。 モデルと図面がずれている? Revitから出力した場合は、基本的に3Dと2Dは同じ座標系なので位置がそろうはずですが、ずれている場合は、モデルを移動します。[選択ツリー](表示されていない場合は、[ビュー]タブ-[ワークスペース]パネル-[ウィンドウ]-[選択ツリー]に✅) (1) 選択ツリーでモデル(①)を選択し、右クリック-[単位と変換]を選択。 モデルを右クリック (2) 単位と変換ダイアログボックスの[原点]グループの[原点]を 0,0,0 としてOK。 原点を0,0,0に これで位置合わせはOKです。 モデルと図面の合体 図面の線とモデルの面が干渉して多少見えにくいので、図面のZ座標をわずかに移動します。 (1) 選択ツリーで②を選択して右クリック-単位と変換を選択。 (2) 単位と変換ダイアログボックスの原点でZ座標を50程度に設定しOK。 図面のZ座標をわずかに上げる 図面の注釈情報が加わると、モデルのチェックがさらにやりやすくなりますね。 注釈が

アンビエントオクルージョン

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アンビエントオクルージョン NavisWorksでもアンビエントオクルージョンがサポートされています。下の図はRevitのサンプルをNavisWorksで表示してます。上はアンビエントなし、下がアンビエントありです。 アンビエント効果なし アンビエント効果あり 下の図の柱の上部などに、陰影が生じているのがわかると思います。 設定方法 設定はいたって簡単です。 Step by Step (1) [N]-[オプション] オプションを選択 (2) オプションエディタで[インターフェイス]-[表示]-[Autodesk]-[スクリーン空間環境閉塞]にチェックを入れてOK。 オプションエディタ これだけです。それにしても「スクリーン(Screen)空間環境(Ambient)閉塞(Occlusion)」とはなんともわかりにくい翻訳ですね。

Navis Works のファイル構成

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Navis Worksの製品構成 Navis Worksには次の3つの製品があります。 Navis Works Manage Navis Works Simulate Navis Works Freedom このうちFreedomは無償のビューア製品で、AutodeskのHPから無償でダウンロードして使用できます。オーサリングはManageまたはSimulateで行います。ManageとSimulateの違いは干渉チェックができるかどうかの違いだけです。まずはSimulateまたはManageを使って、ファイルを読み込んでみます。 Navis Worksのファイル構成 Navis Worksのファイルには次の三つのファイル形式があります。 NWC キャッシュ   オブジェクトの形状やプロパティを保持するファイル NWF ファイルセット ファイルの組み合わせや、カメラ、注釈の情報 NWD データセット  NWCとNWFを一つにまとめたファイル 主要な三つのファイル形式 NWC~形状や属性の情報 Navisでは多くのファイルを読み込めますが、いずれのファイルもNavisで読み込むと「nwc(navis works cash)」形式に変換され読み込まれます。 NWF~ファイル管理情報 ファイルセットを管理するファイルです。どのnwcをどのように組み合わせたか、カメラやビューはどこにどう配置したか、注釈の情報などを保存します。 注意するべきはNWFは常にNWCとセットであるということです。NWFだけでは、形状や属性の情報を表示することはできません。 NWD~NWF+NWC NWDはNWFとNWCをまとめて一つのファイルにコンパイルしたものです。FreedomではNWD形式のファイルしか読むことができません。 読込可能なファイル Navis Works Simulate/Manageで読み込むことができるファイル形式は以下の形式です。 フォーマット 拡張し バージョン Navisworks .nwd .nwf .nwc すべて AutoCAD .dwg, .dxf ~ AutoCAD 2016 MicroStation (SE, J, V8 & XM) .dgn .pr